なぜ不登校と健康問題はセットで考えるべきなのか?
「不登校は怠けでは?」と誤解されがちです。
実際は心や体の不調が背景にあるケースが多く見られます。文部科学省も『令和2年度不登校児童生徒の実態調査 結果の概要』で、最初に行きづらいと思ったきっかけのなかで、「先生のこと(30%)」、「身体の不調(27%)」、「生活リズムの乱れ(26%)」の順で高い割合の3つの中の2位と大きく関係があります。
参照:https://www.mext.go.jp/content/20211006-mxt_jidou02-000018318-2.pdf
健康問題の背景にある不登校の現実
「朝起きられない」「お腹が痛い」「食欲がない」
こうした訴えを“甘え”や“サボり”と見なすのは危険です。
これらは不登校の初期症状として多くの子に共通して見られる“心のSOS”です。
長期化すれば生活リズムの乱れは加速し、心身ともに健康が損なわれていきます。
フリースクールが健康の回復に貢献できる理由
フリースクールには、“学校と家庭の中間地点”としての機能があります。特に健康面での改善に大きな影響を与えるのが、生活リズムの回復と食事の習慣です。
・登校時間が設定されていることで、子どもは毎朝決まった時間に起きる動機づけができます。
・昼食の時間には他の生徒やスタッフと一緒に食べるため、孤食ではなく“共食”の中で食欲が促され、食事量が自然と増える子も多くいます。
・そして何より、「今日も来れたね」と言ってもらえる環境が、自己肯定感を育ててくれるのです。
高卒支援会のミッションとフリースクールでの取り組み
高卒支援会は、「子ども達が規則正しい生活をし、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現する」というミッションのもと、多角的な支援を行っています。
・登校支援により、生活リズムを回復
・昼食提供や共同生活を通して、健康面や社会性を支援
・中学校や高校と連携し、出席扱いに対応可能な学習報告や面談を定期的に実施
このように、子どもたちの“今”を支え、“未来”へとつなぐサポートを続けています。
実際に改善した生徒の事例
A君(中3)は中1から不登校になり、当会に来た時は昼夜逆転。1日1食あるかどうかの生活でした。食事を家族の前でも人前で取ることができず、痩せて顔色も悪く、マスクをして会話ができません。
しかし、フリースクールにeスポーツをきっかけに週3回通うようになり、登校時間に合わせて起きる習慣がつき始めました。
昼食はスタッフや他の生徒と一緒に取るため、最初は少しだけだった食事が徐々に増え、体重も回復。
やがて会話も自然になり、最終的には自信をつけて通信制高校への進学、卒業できました。
まとめ|子どもの心と体の回復には“環境”が必要
不登校=登校拒否ではなく、心と体のバランスを崩した状態として捉えることが重要です。
そのためには、家庭だけで抱え込まず、“環境”を整えてあげることがカギになります。
健康問題のケアは、不登校を解決するための第一歩です。
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